皆で教室を飾ります 


■教室には、教師の作る動物や花、キャラクターといった飾りはありません

 皆の教室ですから、教室の飾りは皆で協力して作ります。年少組は年少児なりに出来る範囲で飾りを作ります。ハサミの練習と言って、教師の描いた線のとおり切るのではなく、自分の想いを込めてハサミを使います。

■何を作るかの相談は、コミュニケーションの場です
 何を作るかの相談は、「自分の意見を言う」「友だちの意見を聞く」「意見をまとめる」といった会議の経験でもあります。コミュニケーションの場であり、社会性を育てる場でもあります。

分担して作ります

 誰が何を作るのか、あるいはどのグループが何を作るのか、相談しながら進めていきます。
 年長児ですと、作る途中でお互いにアイデアを出すのですが、時には意見がぶつかることもあります。そうしたとき、ジャンケンや多数決など、自分たちで問題解決しようとしています。

細かいものは個人で作ります

 例えば動物園というテーマで飾りを作る場合、建物や檻などの施設全体や大きな物は共同で作ります。動物や人物などの小さい物は、個人で作ります。
 大きさ、素材、作り方(折る、切る)、色など、それぞれの個性を形にすることができますので、個人で作ることが適しています。

相談している様子

 園児達だけで話し合いが進まないとき、アイデアに子どもの技術が伴わないときなど、教師が中に入って助言することも必要です。ただし、園児達の主体的な行動を妨げないように気をつけています。


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